専門外来:老年科(もの忘れ専門外来)

老年病専門医による、もの忘れ専門外来・認知症の診療

もの忘れ専門外来

高齢化社会の進行とともに、もの忘れ・認知症の方が増えております。高齢化社会の中の高齢者を守るという意義を持ち当院では、もの忘れ専門外来・認知症の診療を行っております。

認知症の症状

記憶障害

アルツハイマー型認知症の場合、「もの忘れ」つまり記憶障害から始まります。
何度も同じ質問をしたり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、また食事をしたばかりなのに何を食べたのか、さらには食べたことすら忘れてしまうなど、比較的最近に起こった事柄の記憶が失われ、現在の自分の状況が分からなくなってしまうことがあります。

被害妄想

記憶障害から被害妄想が強くなることがあります。
例えば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ食事をさせてくれないと思い込んでしまうようなケースなどです。

身体的症状

アルツハイマー型認知症の症状には、記憶障害や被害妄想傾向以外にも、身体的な症状が現れます。
頭痛、めまい、また失語や失認などの見当識障害などです。
さらに進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになってきます。

認知症の種類

アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症とは、脳が特有の変化を伴って萎縮する病気の事です。
記憶力だけでなく、判断、理解、思考力などまで低下してしまいます。
人、場所、時間にかかわる認識が悪くなり、特に早いうちから時間に関する認識能力が衰えるのが特徴です。
この病気は認知症の中で最も多く、認知症全体の5割を超えております。
アルツハイマー型認知症の原因はいまだわかっておらず、一旦病気が起きると必ず進行する難病です。高齢者ほどこの病気に罹る割合が高くなり、今後の高齢化社会においては一層の増加が懸念されます。
脳血管性認知症
脳梗塞や脳出血等の病気を発症してしまうと、部分的に脳の機能が失われる事があります。
脳血管性認知症とは、このような脳血管障害に起因する認知症の事です。
アルツハイマー型認知症に並んで老人性認知症の殆どを占めています。
以前は脳血管性認知症が多かったのですが、最近ではアルツハイマー型認知症が増えてきました。
その他の認知症(レビー型)
レビー小体型認知症は、日本ではアルツハイマー型認知症、血管性認知症とともに三大認知症と呼ばれております。老年期に認知症を呈する病気の一つで、変性性(脳の神経細胞が原因不明に減少する病態)の認知症では、アルツハイマー型認知症についで多い病気です。男性は女性より約2倍多いと言われます。

もの忘れ・認知症を早期に発見し、必要な対策・治療を行うことで認知症の進行を遅らせることが可能です。
老年病専門医による問診や血液検査をはじめ、MRIによる診断(VSRAD)を行い認知症の種類・症状に合わせた治療を行います。
そして必要な方には連携病院での「RI検査(核医学検査)」も合わせて行います。

認知症検査(VSRAD)

VSRADアルツハイマー型認知症では海馬(かいば)・海馬傍回(かいばぼうかい)付近の萎縮が最も早く起こることが判明しています。
VSRAD(MRIによる特殊な脳の検査)では、海馬・海馬傍回付近の萎縮をMRI画像診断にて評価します。
医師による口頭での質疑、設問、VSRADなどの評価をもとに、様々な症状に合わせた治療を行います。

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